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鈴木ひとみさん


 今月はアテネオリンピックでの日本選手の活躍が楽しみですが、オリンピックが終わるとすぐ、今度は身体障害者のオリンピックであるパラリンピックが、9月17日からアテネの同じ会場で開かれます。

 先日、このパラリンピックの射撃日本代表に選ばれた鈴木ひとみさんが、区役所においでになりました。鈴木さんは阿佐ヶ谷在住の方ですが、元ミスインターナショナル日本準代表という異色の経歴をお持ちです。

 鈴木さんは、銀行に入社後ミス日本代表になり、モデルやタレントとして活躍していた20年前の8月、仕事の帰りの中央高速で自動車事故に遭われ、頸椎の損傷を受け両足の自由を失われたそうです。しかしその1年後には、国体の障害者の陸上競技で2種目優勝を果たし、その後様々な競技でも大きな成績を残され、射撃を始めると去年のカナダでの世界大会で2位という驚異的な結果もあげられたのです。そして今年のアテネでのメダルも期待されています。

 ミス日本代表からモデル、そして交通事故による障害。しかしそれを乗り越えて世界屈指の射撃選手となった鈴木さんの20年間は、とても私などに真似できない筆舌に尽くしがたいものがあったと思います。しかし、初めてお会いした鈴木さんは、とても透明感のある明るさと暖かさをもったすばらしい方でした。ご著書を読ませてもらいましたが、ご主人(阿佐ヶ谷生まれ阿佐ヶ谷育ち)の大きな愛による支えや固く結ばれたお二人の絆も感動の涙をそそらずにはいられません。

 鈴木さんは、現在講演や文筆活動をされ、またバリアフリー アドバイザーとしてお店の設計や会社経営などに対して、障害者の視点を大切にしたコンサルタントもこなしておられます。しかしこれからの鈴木さんには、何か大きな使命が与えられているのではないかと、私は感じます。

 「目をつむると涙が溢れてきてしまうので、私はどんなことがあっても、目をしっかり見開いて乗り越えていきたい」

 こう語る鈴木さん。これからも多くの人たちに、希望と勇気を持つことのすばらしさを見せてあげてくださいね。

 まずは、9月17日から始まるパラリンピックで、金メダルを日本に、そして杉並に持ち帰ってきてください。




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