この度の区長選挙においては、多くの皆さまからご信任をいただき、課せられた大きな責任に身の引き締まる思いです。今後とも初心忘れず、住みやすい「みどりの文化都市・杉並」を築いていく決意ですので、どうかよろしくお願い申しあげます。
これまでの四年間、私は杉並区発展のための「土台づくり」を進めてきました。行政に民間の経営感覚を導入して財政再建を果たしつつ、福祉、環境、教育、地域経済、そしてまちづくりなどの新しい発展の「土台」を築くとともに、区の憲法ともいうべき杉並区自治基本条例などの住民自治の「土台」も整えてきました。これからの四年間は、その「土台」の上に「柱を立て、屋根をふき」立派な家に仕上げることを目標にしていきます。
まず、区の21世紀ビジョンである「区民が創る『みどりの都市』杉並」の着実な実現と、今回の選挙でお示しした私の「政策綱領(マニュフェスト)」の実行です。介護施設への半年以内の入所を可能にすることや保育園の待機児の解消。また自転車問題の目に見える解決や、夜間の小児救急を含む区独自の救命救急体制の整備など、「安全・安心」の施策を積極果敢に進めます。
また交通不便地域への第二、第三の南北バスに着手するとともに、地域経済や雇用のための独自の施策を展開し、また「知・徳・体」のバランスのとれた、質の高い多様な公教育の実現に向け一層の教育改革を進めるなど、杉並の「元気と夢」の泉を育んでいきます。さらに地域社会に役立ちたいという方々のために、様々な知識や技能を修得できる「人づくり大学」を設置し、NPOやボランティア活動が活発な杉並区をつくります。
さらに「五つ星の区役所運動」を力強く進め、最高の行政サービスを提供できる区役所を目指します。
さて、私たちの住んでいるこの杉並区を良くも悪くもするのも、今の私たちの決意と行動にかかっています。そして区長として四年間働かせていただいた私の実感は、熱意と忍耐と強い責任感をみんなで共有できれば、自治体独自でかなりの課題や夢も達成可能だということです。また区民が知恵と力を出し合い、一つ一つの問題を解決し、一つ一つの夢を実現して、その達成感を味わいながら「理想の杉並」に向かって歩いてこそ、はじめて杉並区は「自立した地方政府」として、大きく発展を遂げることができます。
そのため私は、杉並区自治基本条例を遵守し、区政の透明度を一層高めて、区民参画の機会の拡大を図りつつ、一期目の「土台」の上に築く「改革の成果」を皆さんに喜んでもらえるよう、これからも先頭に立って全力投球していく決意です。
「一灯をかかげて暗夜を行く。暗夜を憂うるなかれ。ただその一灯を頼め」 これは幕末の儒者、佐藤一斎の言葉です。元気のない今の日本。杉並区が「一灯」となり、杉並から日本再生を果たしたいものです。 |