私たちの杉並区は、その住みやすさを誇りにしてきました。
しかし、昨今の国内の治安の悪化はここ杉並区でも例外ではなく、刑法犯事件は平成10年の6800件から平成14年の1万1100件と大幅に伸び、特に空き巣は、23区で世田谷区に次ぐ多発地域になっています。
そこで杉並区では、3月に制定された安全美化条例に基づき、おおむね三年間を期限に独自の『安全パトロール隊』を創設することにしました。この『安全パトロール隊』は警察OBをリーダーに、区に新たに設置された「危機管理室」のもとにおかれ、地元の警察署や地域と密接に連携をとりながら、様々な防犯パトロールにあたることになります。
しかし、警察力や監視カメラは万能薬ではないし、またどんなに警察力を高めても、やはり防犯には「地域の目・耳・口」に勝るものはありません。そしてそのすばらしい実例のひとつが、馬橋地区の「ご近所つきあい広目隊」の活動でしょう。
昨年までこの地域は区内でも犯罪多発地域のひとつで、特に空き巣の被害が多く、交番の新設が要望されていました。
しかし空き巣が好む街は、ごみや自転車の違法駐輪などが放置され、また街の掲示物が古く破れたままになっているような地域であることを知り、約30名の住民有志が中心となり自治会と一体となって、4月から挨拶の励行や定期的な防犯パトロールを行ってきたのです。その結果、1月から5月までのこの地区の犯罪件数は、昨年の同時期の五二件に比べ一六件と激減し、目覚ましい成果を収めています。
区内では、自治会やPTAが中心となり、同様の取り組みが行われている地域もありますが、さらに全域で徹底していくことができれば、杉並区が犯罪の少ない屈指の地域になるに違いありません。区としても、こういった取り組みを全面的に支えていきます。
今年も7月23日(水)に、セシオン杉並で犯罪のない明るい社会をめざす「区民のつどい」が開かれます。 |