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掲載日2003/12/01「無関心」を追い出そう


 警視庁によると、今年の10月までの「空き巣」は、昨年同時期と比べ、都内で2318件減少し、そのうち杉並区の減少分が471件と、都内全域の「空き巣」減少分の約五分の一を占めるという、大きな成果が杉並であがっています。

 まだ「空き巣」件数自体は多いのですが、警察、地域、そして区を含む関係機関の一体となった取り組みが、一定の結果を生みつつあるのです。何よりも各地域で自主的なパトロールを行うなど、安全・安心な地域に再生させようという多くの区民の高い「関心」と、できることから始める「行動」がそこかしこに起き始めていることが、大きなポイントです。

 さて「空き巣」などの犯罪とともに、問題になっているのが青少年の犯罪です。区内で10月までに補導された少年非行は1549件と、昨年と比べ140件増え高い水準にあります。その特徴は、コンビニやゲームセンターなどでの深夜徘徊、喫煙や飲酒、そして無断外泊。街の二四時間化や携帯電話の普及などで、子ども達が犯罪の被害者や加害者になる環境は、大人たちの想像をはるかに超えて広がっていますが、このことへの「関心」はいまひとつです。

 ポストに投げ込まれるピンクちらし、コンビニで無造作に販売される雑誌類、ゲームセンターのゲーム内容、インターネットやテレビで流される刺激的な情報などなど。子ども達をとりまく環境に、これほど「無関心」でいられた国はほとんどないでしょう。これからは子ども達を犯罪から守るために、地域からも大人がもっと「関心」をもって、できることから行動に移していく必要があります。

 今、地域への「関心」をもった区民の行動により、「空き巣」が減り始めています。少しでも住みよい社会をつくるためには、いろんな「無関心」を追い出していくことが大事です。