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掲載日2004/06/01 黒字達成

    南北バス「すぎ丸」の経営が、15年度に黒字となりました。12年11月に開通してから、わずか三年で目標の黒字を達成できたことは、「すぎ丸」をご愛用いただいております多くの方々をはじめ、沿道や商店街の皆さまの日ごろのご協力、そして毎日無事故でいいサービスを心がけていただいております乗務員の方々のご努力によるものと、心より厚く御礼申しあげます。ありがとうございました。

 近年、全国的にこういったコミュニティバスの運行が広がっていますが、私の知る限り黒字運行は、開通五年でそれを達成した武蔵野市のムーバスのみで、どのバス路線も赤字を税金で補っているのが実情です。杉並の「すぎ丸」にも、13年には約1000万、14年には約800万円の赤字補てんをしましたが、一日の利用者が約1800人と伸びた15年には、三万円とわずかですが黒字に転換し、黒字分は契約どおり、区と運行委託先である京王バスとの折半となります。今後も区民の皆さまのご負担とならないよう、愛されるコミュニティバスをめざしてがんばっていきます。

 今年の10月には、旧興銀グラウンドが「柏の宮(かしのみや)公園」としてオープンすることに合わせ、浜田山駅から下高井戸駅入口を往復する第二の「すぎ丸」が走り出します。8時から19時までの時間帯を30分おきに、同じ100円の運賃で運行します。これで、東西に比べ南北の移動が不便といわれる杉並区で、南北交通の背骨の一本が通ることになります。

 この路線の開通はまた、東急世田谷線の利用によって、世田谷と杉並の両区役所が交通機関でひとつに結ばれることにもなります。そこでこの機会に両区で力を合わせ、区境における両区の住民の皆さんの不便を、少しでも解消できるよう取り組んでいきたいと思いますし、またその経験を他の地域の「区境問題」の解決にも生かしていきたいと思います。