私の毎朝の日課のひとつは、日に手紙やメールなどでいただいた区への要望や苦情に丹念に目を通すことです。
そして必ずと言っていいほど多いのが、犬のフンの始末や放し飼いなどのマナーの悪さや野良猫のし尿や鳴き声などの苦情であり、また一方「ドッグランパーク(犬用の公園)をつくってほしい」という要望も増えていて、動物に関して区に寄せられる苦情要望は年間約900件にのぼり、一日にすると2、3件という計算になります。
実は杉並区は区の中でも、人口当たりの犬の登録頭数が世田谷区に次いで多いのですが、これから高齢者世帯や単身者世帯が増加し少子化がさらに進むと、動物を家族の一員にして生活する人はますます増えてくるのではないかと予想されます。
あの新潟県中越地震の際にも、犬がいるために避難所に入れず車での生活を余儀なくされ、エコノミークラス症候群になってしまう人が続出しましたが、動物が好きな人も苦手な人もいる地域の中で、震災のような緊急時のみならず、地域の共同生活の中で動物とどう共生していくかのルールを、しっかり定めておく必要があると思います。
そこで区としては、今月から専門家や区民などによる「動物との共生を考える懇談会」を発足させ、犬や猫などを飼う際のルールやマナーはもちろんのこと、飼い主のいない猫の管理のあり方、そして動物愛護の精神を高めていくための教育などさまざまな視点から検討し、多くの区民の皆さんからのご意見をいただいて、動物と気持ちよく共生していくための杉並ルールをつくっていきたいと考えています。
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