※杉並区長 山田宏 の公式ホームページです。
 



> 山田宏オフィシャルサイトトップ > 戦う区長 > 区長メッセージ・バックナンバー



掲載日2005/6/1 AED

 「なるべくカタカナ言葉を減らそうとしているのに」とお叱りを受けるかもしれませんが、杉並区は今年からAEDというものを区内各所に50台設置していきます。

 AEDというのは、「自動体外式除細動器」と訳されていますが、要するに、突然の心臓発作に見舞われた際に誰でも使える全自動の小さな電気ショック器のことです。操作は非常に簡単で、電源のボタンを押して、二つの電極パッドを患者の体に貼れば、あとはこの機械が自動的に患者の心電図を解析して、必要な電気ショックを与えてくれるのです。

 突然の心停止など重症な不整脈には、このAEDが大変有効な応急の治療法と言われています。心臓が止まってから一分以内にこのAEDにより電気ショックが施されれば、救命率は90%と非常に高いものがあります。一方、救急車の到着時間は平均で七分近くかかっており、もし七分間心停止が放置されますと救命率は30%以下となり、10分間放置されると0%となります。つまり心停止から命を救うには、救急車が到着するまでにこのAEDによる処置がとられることが大きな鍵になるのです。

 欧米の国々では以前から、空港など人の多く集まる場所にAEDが設置されていましたが、日本ではやっと昨年制度改正され、一般の市民でもAEDの使用が認められるようになりました。そこで区としても、区民センターや体育施設などの公共施設をはじめ、駅や大型店舗、また応急手当のできる区民でつくる「まちかど救急隊」がある地域にまず50台のAEDを配備することにしたのです。

 これまで治安や防災のみならず、救命救急の面でも安全・安心な杉並区づくりに力を注いできています。1月から開始した24時間365日の医療相談センターである「急病医療情報センター(TEL:3423−9909)もご利用件数が大幅に増えています。

 これからも改善に努めていきたいと思います。