あけましておめでとうございます。
輝かしい新年を皆さまいかがお迎えになられましたか。また昨年も杉並区の発展にご協力をいただき誠にありがとうございました。本年もどうかよろしくお願いいたします。
さて昨年は、全国的には子どもをめぐるいたましい事件や犯罪などの治安、地震や水害などの自然災害、テロへの警戒、そして建築設計をめぐる偽造事件など、国民の安全安心の確保が大きな課題になった年でもありました。杉並区の治安状況は回復傾向にあるとはいえ、水害の反省も含め、今年も引き続き区民生活の安全安心の確保を第一に、住みやすい杉並区になるよう一層力を入れて迅速に諸課題に取り組んでいきたいと思います。
◆必要な教育力の回復
ところで治安という課題に取り組んできますと、結局その悪化の根本原因が日本の社会全体の教育力の低下にあるのではないかと感じます。家庭、地域、そして学校で子どもをしっかり育て上げられる教育力の回復は、実は治安の回復と表裏一体だと思います。
「『みんな持ってるよ』という子どもの言葉に親は一番弱い。そしてかわいそうだからと何でも買い与えてしまう。これが一番悪い。他人のことはいい。我が家の方針はこうだからと言ってだめなものはだめと言える。それが子どもたちの精神をつくるのです」とは北海道家庭学校の校長先生の言葉だそうです。「家庭の厳格な方針を貫くためには、家庭にひとつの文化が必要。その文化はその家庭でこだわり続けたもので、特に大切なのは家庭の食生活です」とのこと。
茨城県警の調査では「鍋物を食べる家庭ほど非行少年が少ない」という興味深い報告が出ています。その家庭ならではの食材と味で、みんなで鍋を囲んで食べることが、子どもをしっかり育てることにつながるという示唆でしょうか。
◆もっと地域に目を向けよう
子どもが立派に育っていく地域は、みんなが住みやすい地域でもあります。そして子どもが立派に育つ杉並であるためには、家庭と同じように、杉並ならではの特質が意識され、また大切にされていなければならないと思います。
そこで区はこれまで区民意向調査などで多くの区民の声や、区外の杉並ファンの方々のご意見をお聞きして検討を重ね、この度「歩きながら、元気と文化が生まれる街。すぎなみ」という標語が、最大公約数として一番杉並らしさを表しているのではないかという提言を受けたところです。
池があり川が流れ、緑に囲まれた道を歩めば、落ち着いた優しい気持ちになれる。雑木林の名残りに昭和の香りの残る街。便利な商店街の裏道にまで息づいている人々の活気と、洗練された芸術と庶民的な文化が混在して、常に新しい元気と文化が生まれてくる街。「歩きながら、元気と文化が生まれる街。」そんな私たちの街・杉並を今年も力を合わせて磨いていきましょう。
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