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掲載日2008/4/1 「30人程度」学級


 日本の子供の学力低下が叫ばれていますが、ある有名私立大学の法学部長が、「うちの大学も年々入学する学生のレベルが下がって大学の授業についていけないので、入学前に高校の補習をさせています」と話していました。過保護で主客転倒した話ですが、区内の高校の先生にその話をすると、「それは高校入学前の生徒のレベルも同じです」との答え。

 今度は区内の中学校の校長先生にたずねると、「学力を向上させようにも、先生のエネルギーの5割以上が生徒の生活指導に費やされ、学習指導になかなか専念できない現状がある」とおっしゃるので、「それでは小学校での生活指導が問題」と思って聞いてみると、小学校に入る段階で問題を抱える子供が多くなっているというのです。

 そこで杉並区では、すべての子供の天分をのばし、学力や体力を向上させていくために、まず小学校低学年での学習と生活の指導を充実させる必要があると考え、この4月から「杉並師範館」卒塾の先生も集中的に配属し、都内では初めて全区立小学校低学年での「30人程度学級」を実施することにしました。1学級の規模を30人程度とすることで、1学級40人を上限にする都の基準では目が行き届かなかった指導の充実を期待することができます。

 ところで幼稚園の園長先生の話では、「親の愛情一杯で育てられた子供とそれが不十分であった子供とでは、入園前に大きな差がある」ということでした。また昨今では「子供のあやし方がわからない」と悩む母親もいるとのこと。困ったことですが現実です。

 やはり昔から言われるように「三つ子の魂百まで」。幼児期は子供の一生を左右する大事な時期であるとともに、親自身が育つ大事な時期でもあるという点で、再認識が必要だと思います。