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「 経済界 」 02年9月24日号

すべては住民のために
- 住基ネットを敢然と拒否した山田宏(杉並区長)の視線の先にあるもの -

 山田宏杉並区長の名前が一躍全国区になったのは、2000年に表明したレジ袋税の導入だろう。不燃ごみの削減を目指してレジ袋に課税しようという提案は大きな議論を呼び、山田氏の粘り強い説得で、今年3月に条例が成立した。実際の課税はまだ行われていないものの、レジ袋削減のための推進協議会が発足して、区内のレジ袋の使用率は80%に低下しているという。

 そして、8月5日に稼動した住基ネットヘの強硬な反対と不参加が、闘う区長としての存在感を一気に高めた。

 「便利になるという意見は理解できます。ただ、それなら便利さを求める人にだけに番号を配ればいい。強制する理由は2つ。1つは、選択制にすると加入者が少なくなり投資効果がないと批判を浴びるのが確実だからです。要するに、その程度のサービスなんです」と手厳しい。

 「2つ目は、国家による国民の一元管理が可能になるからです。それは国家的な安全保障の面からも大きな間題があります」

 生粋のリベラリストの顔が随所に覗く。




高校時代に遭遇したロッキード事件で政治意識に目覚め、松下政経塾で政治家へのステップを踏んだ山田氏。真の自治、環境、教育を3本柱に、杉並区民51万人の未来を切り開こうとしている。  

プロフィール

杉並区長 山田 宏氏
1958年1月8目生まれ。東京都八王子市出身。
1981年京都大学法学部を卒業後、同年松下政経塾に第2期生として入塾。
85年東京都議会議員に初当選、2期8年を務めた後、93年衆議院議員に当選。99年杉並区長に当選。
趣昧はラグビーとダイビング。




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