
写真:杉並区の成人式
杉並公会堂がまだ改築中(今年の6月1日オープン)のため、今年の成人式もお隣の中野サンプラザホールで、一日前の8日に杉並区の成人式を行いました。今年の新成人は5410人で、会場は艶やかな着物姿や新調した背広の成人で一杯になりました。
毎年「荒れる成人式」が報道されたり、成人に妙に媚を売ったような遊びまがいの成人式が増えている中で、杉並区の成人式は簡素な正統派を堅持しています。第一部の式典は国歌斉唱の後、区長と来賓を代表しての区議会議長のお祝いの挨拶で終わり、第二部はポップスの歌と演奏。しかし毎年式典も静かに行われ、さすが!杉並の成人は違います(いや、これが当たり前ですよね)。
私からのメッセージは、毎年だいたい同じですが、3つのことを話しました。ひとつは今日はお祝いの日でもあるが『感謝の日』でもあること。両親や恩師に対してはもとより、60年ほど前に成人式を迎えそのほとんどが戦争に尊い命を捧げた、同じ成人がいたことを話し、彼らが書いたいくつかの遺書も読み上げ、彼らを含め今の平和で繁栄した日本の礎になった人たちに対しても感謝の気持ちをもってほしいと話しました。
二つ目は、最近の偽装建築事件に触れながら、立派な大人、かっこいい大人というのは、人の見ていないところで手を抜かない人間、お金にならないことにこそ力を注ぐ人間であり、「がり(しょうが)、醤油、お茶」というタダのものに手をかける、あるお寿司屋さんの話をしながら、偽装建築に関わった人たちは「人の見ていないところで手抜きをし、見ているところでは偉そうに振る舞っている逆の人間」で反面教師にしてほしいと述べました。
三つ目は、本当の幸せは「自分が誰かの役に立っていると感じることができる」ことから生まれるもので、誰かに必要とされる人間になってほしいという話をしました。
少し話は長くなってしまいましたが、皆さん静かに聞いてくれました。
おめでとう!夢を持って本当の幸せを勝ち取ってくださいね。