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  2006/04/25 *インド訪問記(その3)*



ラージガート公園にあるガンジーが荼毘に付された聖地


 今回インド大統領に40分間お会いし、お話しすることができました。

 インドの大統領の選任は、首相が国会に提案し議会の議決で選出されるもので、大統領は国のシンボルとしての元首であり、実質的な政治権限は首相にあるので、これはドイツの制度と似ています。現在のインド大統領であるカラーム氏は、「インドの核開発の父」ともいわれる科学者ですが、小柄で慈愛に満ちた方のようでした。風貌は小沢征爾さんのような感じです。

 大統領からは「世界平和に向けての3つの提案」がされました。第1に世界の17歳以下の子供たちに、世界共通の道徳教育を行うために新たな世界機構が必要であること。第2に宗教間の対立を緩和するための会議を行い、各宗教間で世界平和のための協力を行うべきこと。第3に貧しい国に対して、先進国はさらに援助を強化すべきこと。という点でした。

 ちなみに現在のシン首相(国民会議派〜ガンジー派)は政界きっての親日家だそうですが、そのきっかけのひとつが、かつてシン首相が蔵相だった時、相当困難を極めていたインド財政を救ったのが日本からの援助だったということもあるそうです。



デリー州議会のガンジーの肖像


ボースの銅像

 さて今回訪問した大統領官邸にも、また旧国会議事堂に使用されていたデリー州議会議事堂にも、必ず掲げられているのがガンジーとボースの肖像画でした。またインド独立の歴史は、この両リーダーの事跡を合わせてみなければ語れないこともわかりました。しかし、我が国ではガンジーについてはかなりの理解がありますが、一方のボースについては、日本との深い関係があったにもかかわらず、研究や理解が足りないと思います。

  今後の日本とインドの関係強化のためには、日本と縁の深いインド独立の英雄の一人であるチャンドラ・ボースの研究と顕彰も大切ではないでしょうか。そのためにチャンドラ・ボースの遺骨の眠る杉並区の役割は、相当大きなものがあると考えています。



杉並の蓮光寺に安置されているボースの遺骨にお参りするインデラ・ガンジー首相(当時)