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山田宏の公式ブログ「やまぞーが行くぞー」公開中!
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尖閣国有化
2012.09.08

尖閣諸島の魚釣島、南小島、北小島は、結局国が購入することになったことを、石原都知事が表明した。都が購入したら、緊急避難港などの恒久施設などが設置され、さらに日中関係が厳しくなることを、国が恐れた結果だ。

政府は「尖閣の平穏かつ安定的な管理のため」と称して、簡易灯台の恒久化のための整備すら手を付けないようだ。

 

尖閣諸島周辺は豊富な漁場だが、漁船で往復16時間もかかる。もし途中で事故や故障があれば、どこにも避難場所がない危険な漁場でもあり、恒久灯台や船だまりの諸施設は必需である。

また多くのヤギが繁殖しており、尖閣モグラなど、ここにしかいない動植物の絶滅が危惧されており、1969年以来40年以上行われていない動植物の実態調査も、早急に行う必要がある。

 

なのに、、、国は「平穏かつ安定的な管理」と称して、わが領土に指一本触れないようにするつもりのようだ。

 

そもそも「平穏」を乱し、「安定的な管理」を阻害しているのは誰なのか。わが日本国政府は、特に外務省は、それを「心ある日本国民」と考えているとしか思えない。一体どこの政府なのか。一体どこの外務省か。

 

いま中国は、南シナ海でも横暴な領土拡張を進めている。彼らは、まず「中国の領土だ」と主張し、そのうちに中国「漁船」が押し寄せ、さらにその「漁船」を保護する名目で「魚監」(日本の水産庁)「海監」(日本の海上保安庁)などの政府の公船の出動が常態化し、相手国の反応が弱いと見ると「漁民」か軍隊が上陸して、島に構造物を設置してしまう。

 

クジラが弱ると、普段は恐れて近寄らない小魚たちがチョンチョンとクジラの皮膚をつっつく。クジラが何もしないとわかると、今度は皮膚を噛みちぎる。それでも反応が弱いとみると、今度は中小たくさんの魚が堂々とクジラの身まで食いちぎり始め、とうとうクジラを骨だけにしてしまう。これが自然のルールだ。

 

同じことが、国と国の関係にも言えるのではないか。

今日本というクジラが、他国のの小魚たちに皮膚をつっつかれ、食いちぎられようとしている。何事も「穏便に」などと構えていると、いずれもっと積極的にかかってくるだろう。

 

今中国は指導部の交替期にあるので、権力闘争や国内の反政府運動に影響を与えかねない日本とのいざこざを望んでいないが、習近平体制への移行が終わる10月以降は、国内の政府批判の矛先をそらし、軍の支持を固めるためにも、尖閣にもっと強く出てくるだろう。

 

例えば、尖閣周辺の漁場で日本漁船をだ捕するということもあり得る。そうなったら政府はまた「話し合いで解決」などと言うのか。また尖閣諸島に大量の中国「漁民」や抗議船が押し寄せてきて上陸されても、「話し合い解決」などと言うつもりなのか。

 

領土ならば、領土らしく堂々と管理する意思を明確に出すべきだ。その意思が疑われるような現在の「平穏かつ安定的な管理」などという政府外務省の姿勢は、間違ったメッセージを国際社会を与えかねない。

 

政府は直ちに、漁船の安全のための魚釣島の灯台の恒久化のための整備と漁船の緊急避難港の整備をし、そして必要な人員を常駐させて、実効支配の目に見える国家意思を示すべきだ。

 

民主党政権にはその意思はない。しかし自民党も実は長年同じ姿勢をとってきたことを思い出すべきだ。

 

石原知事。

国有化は残念だけれども、あなたがいなければ、政府は一歩も踏み出さなかったでしょう。しかし今の政党や政治家には、国有化した尖閣諸島を領土として適切に管理する覚悟も知恵もない。今度は尖閣に先鞭を付けた政治家として、来るべき選挙で国政に復帰し、政権の中枢で尖閣にも決着をつけてほしい。

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